「下さえ見なければ、凄く素敵な町ですよ!」

その言葉に、顔を上げて前を見つめ直すと、目に飛び込む世界は一変し、感動を覚えるほどの景色が存在しました。

躍動感と人間力を感じる景色、そう、今の日本ではなかなか見ることのできない、人間の直向な活力や底力を感じることできるのです。


それまで、歩道に溜まる汚い泥水や、道路に散乱するゴミ等の衛生面の悪さをぼやき、無秩序に走り回る車や単車,そして辺り構わずに唾を吐いたりタバコを吸う人に嘆く私に、現地の知人が教えてくれた言葉です。


中国への出張も3回目になるのですが、この国の衛生面の悪さや礼節のなさには辟易し、馴染むどころか慣れることさえ出来ません。

中国の福建省は、気候も良くて過ごし易いし、食べるものも口に合って美味しいのに、これだけが不満だったのです。

ところが、そんな不満も、少し視線を変えるだけで、気にならなくなってしまいました。


日本では当たり前のルールや責任も、中国人には小さなことなのかもしれません。

そんな小さなことに拘るよりも、明日の成功のために、ひたむきに前に向かって進む方がはるかに大事なのでしょう。

多分、ネガティブなどという意識はなく、彼らは物事全てをポジティブに解釈するのだと思います。

彼らは、日本の中小零細企業の経営者のように、悲観的な話など一切しません。

今よりも次、今日よりも明日のために、幸せになろうとひたむきに前に進み、その先にある成功を信じているのです。

過去の失敗や将来の不安という小さなことは意に介さず、前だけを見て進み、下など気にせず上しか見ないというのが中国人なのかもしれません。

そして、この姿勢こそ、日本の中小零細企業の経営者に、今、求められるのかもしれません。


そういえば、我々日本人の誇るべき時代、高度成長期の真っ盛りである昭和30年代に、坂本九の『上を向いて歩こう』が爆発的にヒットしました。

過去のことを無意味に悔やんだり、将来に根拠のない不安を抱かず、ただ前だけを見つめ『上を向いて歩こう』なのだろうと思います。

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