お正月の風景は、随分と変化してしまったのでしょうか。
お正月には、当たり前だと思っていた『国旗』の掲揚はほとんどなくなり、『しめ縄』も随分と少なくなってしまいました。
『羽子板』遊びは当然のこと、『凧揚げ』や『独楽回し』で遊んでいる子供達を見掛けることもなくなったのです。
お正月は、古来よりの日本の伝統ある文化であり、生活に染み込んだ大事な風習でもあって、時代に合わせて変化するものではないはずなのですが・・・。
『もういくつ寝るとお正月♪♪ お正月には凧あげて♪♪ 』・・・
子供のころ、この歌の歌詞のように、お正月を心待ちにしていました。
長いお休みに、美味しいお節料理にお年玉、そしてお正月独特の風景は、子供にとっての楽しさの条件をすべて満たしていたように思います。
ところが、大人になると、ちょっと意味合いは変わってしまいました。
たしかに、お節料理は美味しいし、独特の風情は楽しいのですが、いかんせん長すぎます・・・。
時間に追われる日常に慣れ、走り回っていないと落ち着かない酉年生まれにとっては、このお正月休みは長すぎるのです。
読むべき本も読んでしまい、お正月構成のテレビにも飽きてしまい、することがなくてボケっとするしかありません。
特に今年は、12月29日から1月6日までの9日間という、長期間の休みになる会社が多いでしょうから、何をしていいのか判りません。
仕方がないので、官公庁の仕事始めである4日には、仕事もないとは思いながらも初出しました。
4日の通勤電車の、なんと空いていること。
民間企業の多くは、4日も休みでしょうから、空いていて当然なのかもしれません。
しかし、官公庁や金融機関などが、金曜日である4日だけ出社して、続く土日は、またお休みというのはどうも合点がいきません。
官公庁の4日の初出は、法律で決まっているそうですが、私には無駄な制度だと思え、『働き方改革』を唱える政府は、もう少しフレキシブルに捉えるべきだと思ってしまうのですが・・・。
4日に初出しても、やっぱり、お客様からのお問い合わせはありません。
案の定、するべき仕事もないので、いただいた年賀状を拝見します。
頂く年賀状は、毎年、減り続けているのもお正月での変化なのでしょう。
『これで最後の年賀状』という文面も、珍しくはなくなりましたが、ちょっと悲しくなってしまいます。
年に一度のやり取りが年賀状という方もおられ、様々な情報をいただき、案外と年賀状を楽しみにしていたのですが、これからどうすればいいのかと思ってしまいます。
年賀状の内容も変わりました。
仕方がないのですが、宛名の手書きは随分と減り、ほとんどがプリントソフトによる活字印刷になっています。
私もそうなのですが、文面についても、プリント印刷だけという年賀状が多くなりました。
ただし、同じ図柄がほとんどありません。
昔は、日本郵便の年賀状はがきの図柄に文章を添えるというのが一般的でしたから、同じ図柄の年賀状は沢山ありました。
今は、パソコンを屈指して、手の込んだ図柄を創作されますので、素敵でお洒落な年賀状も珍しくなくなったようです。
お正月も、これからのAI時代に合わせて、確実に進化しようとしているのかもしれません。
この20年ほどで、随分とお正月の風景は変わりました。
犯されざるべきお正月も、これほど変わろうとしているのですから、こんなものだと思う固定観念は見直したほうがいい時代なのかもしれません。
経営においても、中小企業を取り巻く環境は昨年後半から随分と変化していますから、固定観念を持った判断は危険です。
変化しているという事実を容認し、その変化を、早く・的確に捉えることが必要でしょう。
そして、変化に合わせてフレキシブルに対応することが、経営者としての責任ではないでしょうか。
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