見慣れた街を歩いていると、ここ数日の変化に気づかされます。
煩雑な往来で、慢性的に歩きにくいはずの通勤路が、空いていて歩きやすいのです。
ひっきりなしに停車し、乗客を乗降させていた観光バスも、まばらにしか見られません。
私の通勤路である大阪日本橋から長堀橋にかけての堺筋は、大阪でも有数の中国人観光客を送迎する街なのですが、観光バスも中国人観光客も明らかに減少をしています。
今回は、民法改正をお休みさせていただき、街の風景をお伝えしたいと思います。
何故かというと、コロナウイルスに関連して、友人が只ならぬ話をしたからです。
通勤路が、歩きやすくなったのは、私としては有難いことです。
中国人などの観光客は、家族や友人同士が横に広がって並んで歩き、しかも歩道をゆっくりと歩く傾向があります。
日本人とは違い、前後の通行者などお構いなしで、自分のペースで歩きますから、抜くにも抜けません。
それが、この二日ほど、不思議なほど歩きやすくなっていますから、観光客が随分と減っているということなのでしょう。
これだけ観光客が減ると、観光関連事業者も大変なのだろうと思います。
売上は、当然に減少しているでしょうし、この先がどうなるかも読めません。
インバウンドが、日本経済を維持させる大きな要因の一つとなっていますから、ダメージは免れないでしょう。
当然に、景気にも影響するでしょうから、大変だということになるのですが、実は、そんな生易しい程度では済まない様なのです。
高校時代の友人が、今は繊維商社の専務をしているのですが、その友人は驚くべき話をしてくれました。
コロナウイルスの影響で、中国から輸入している商品が、船舶が止められて入ってこないというのです。
全てが止まっているわけではありませんが、原料や完成品を問わず、繊維関係商品に限らず、既に輸出入に大きな影響が出ているといいます。
ご存じのように、現在は、中国が世界の製造工場となっています。
その工場が稼働しなければ、原料の不足する製造業は動きが止められ、商品の手に入らない卸や小売業は開店休業となり、経済は停滞するしかありません。
しかも、その影響は日本だけに限らず、原因である中国が大打撃を受けるのは当たり前ですし、他の先進国なども少なくない影響を受けることになるでしょう。
このコロナウイルスの混乱が、いつまで続くかは判りません。
早期に収束するのかもしれませんが、それでも、景気に及ぼすその影響は中途半端なものでは終わりません。
経営者としては、あらゆる想定をして、事態に備えておく必要があるのではないでしょうでか・・・。
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